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【お腹から声を出す方法】わからない方に向けたコツも伝授!

みなさんこんにちは!

FUKURAMU MUSIC SCHOOLです!

歌を練習していると、「お腹から声を出して」と言われることがあります。

しかし、実際にどうすればお腹から声が出せるのか、よくわからないと感じる方も多いのではないでしょうか。

今回は、「お腹から声を出す方法」について、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

お腹から声を出すとはどういうこと?

お腹から声を出すとは、簡単に言うと、「お腹まわりの筋肉の働きによって声の強さを調整できている状態」のことです。

よく「お腹から声を出しましょう」と言われることがありますが、実際にお腹から声そのものが出ているわけではありません。

声は、肺から送られた息が声帯を振動させることで生まれます。

そのため、声を出すうえで大切なのは、声帯に向かって送られる息の量や強さを、どのようにコントロールするかという点です。

この息の強さを、お腹まわりの筋肉の働きで調整できている状態が、いわゆる「お腹から声を出している」状態です。

お腹から声が出せないデメリット

①お腹の代わりに首や肩を使って声を出そうとし始める

お腹から声を出せていない人は、代わりに首や肩の筋肉を使って肋骨を持ち上げ、その肋骨を下に勢いよく落とすことで息を押し出そうとします。

この出し方になると、まず歌う前から首や肩に力が入りやすくなります。

声帯のある首周りに力が入ると、力みは声帯まで伝播して、発声に苦しさや圧迫感が伴うようになります。

また、強い声を出すためにはその分肋骨を強く落とさなければいけないので、より強く首と肩を緊張させて肋骨を持ち上げないといけなくなります。

そのため、強く出そうとすればするほど首が締まり、歌っている最中にまるで「溺れている時のような苦しさ」を覚えることもあります。

②声の強さが繊細にコントロールできなくなる

また、息の強さの調整方法が「肋骨を落とす強さを調整する」しか無くなってしまうので、力加減を繊細にコントロールすることができなくなります。

その結果「小さく弱い声で、長く歌唱する」といったことができなくなります。

「お腹から声を出す」と聞くと大きな声をイメージするかもしれませんが、お腹から声を出せない弊害は大きな声だけに留まらないのです。

お腹から声を出せるメリット

①首や肩に頼らず、声を出しやすくなる

お腹から声を出せるようになると、首や肩の力で肋骨を持ち上げたり、肋骨を勢いよく落として息を押し出したりする必要が少なくなります。

その代わりに、お腹まわりの働きで息を支えながら、必要な分だけ息を送り出しやすくなります。

首や肩で無理に息を押し出さなくてよくなるため、歌う前から上半身に余計な力が入りにくくなります。

声帯のある首周りに力みが少ない状態を作れると、発声時の苦しさや圧迫感も出にくくなります。

強い声を出したいときも、首や肩を固めて肋骨を無理に落とすのではなく、お腹まわりで息の圧力を高めながら声にしていくことができます。

そのため、強く出そうとするほど首が締まる状態を避けやすくなり、声を出すときの苦しさを減らしやすくなります。

②声の強さを繊細にコントロールしやすくなる

お腹から声を出せるようになると、息を出す強さを細かく調整しやすくなります。

なぜなら、お腹まわりは腹筋の力加減によって、息を押し出す圧力を少しずつ変えることができるからです。

声を大きくしたいときも、ただ力任せに息を押し出すのではなく、必要な分だけ息の圧力を高めることができます。

逆に、弱く出したいときや、やわらかく歌いたいときも、息を一気に抜かず、少しずつ調整しながら声にしていくことができるので、小さく弱い声を長く保つような歌い方にも対応しやすくなります。

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お腹から声を出すために必要な3つの条件

お腹から声を出すためには、息を押し出すための土台と、その圧力を支える仕組み、さらに喉の状態がそろっている必要があります。

具体的には、次の3つです。

条件1:お腹が膨らんでいること
条件2:横隔膜の緊張感が保たれていること
条件3:後頭懸垂機構が働いていること

この3つがそろうことで、腹筋によって息の強さを調整しやすくなり、喉に無理な力を入れずに声を出しやすくなります。

それでは、一つ一つ見ていきましょう。

なぜお腹が膨らんでいる必要があるのか

まず大切なのは、お腹が膨らんでいることです。

ここで言う「お腹が膨らんでいる」とは、ただお腹を前に突き出すことではありません。

息を吸ったときに横隔膜が下がり、その下にある内臓が押し下げられることで、お腹まわりや肋骨の下部が自然に広がっている状態のことです。

この状態になると、単純に腹筋によってお腹の膨らみを押し込みやすくなります。

たとえば、空気の入った風船を手で押すと、内側から押し返されるような弾力を感じます。

反対に、ほとんど膨らんでいない風船を押しても、押し返される感覚はあまりありません。

お腹から声を出すときも、これに近い状態です。

お腹がしっかり膨らんでいると、腹筋で押し込む対象ができます。

その膨らみを腹筋で押し込むことで、お腹の中に圧力が生まれ、その圧力が息を押し出す力につながります。

逆に、お腹が膨らんでいない状態で無理に腹筋だけを使おうとしても、押し込む対象が少ないため、息の圧力を作りにくくなります。

その結果、お腹を使っているつもりでも、首や肩、喉まわりに余計な力が入りやすくなってしまいます。

つまり、お腹が膨らんでいることは、腹式呼吸の形を作るためだけではありません。

腹筋で息の強さを調整するための準備なのです。

横隔膜の緊張感が保たれているとなぜ声が安定するのか

次に大切なのが、横隔膜の緊張感です。

横隔膜は、リラックスしているときにはドーム状になっています。

息を吸うと横隔膜が緊張して下がり、平らに近い状態になります。

すると、肋骨の下部が広がり、横隔膜の下にある内臓が押し下げられることで、お腹まわりも膨らむのです。

この時の横隔膜の緊張感を、声を出している時も継続できていることが非常に大切です。

息を吐くとき、腹筋はお腹を押し込む方向に働きます。

すると、内臓が押し上げられ、横隔膜も上に戻ろうとします。

このとき横隔膜がすぐに緩んでしまうと、腹筋の圧力に耐えられず、息が一気に抜けやすくなります。

これだと腹筋に反発する力をほとんど感じられないので、お腹から声を出す感覚は一切無くなってしまいます。

一方で、横隔膜の緊張感が保たれていると、腹筋が押し込む力に対して、横隔膜がある程度耐えるような状態が生まれます。

この腹筋と横隔膜の押し合いによって、お腹の中に「弾力のある圧力」が生まれます。

この「弾力のある圧力」にあると、お腹に力を入れても、風船のような何かが押し返してくれるので、すぐにペシャンコになりません。

それどころか「お腹に力を入れるほど声が大きくなる」という感覚が得られます。

これがお腹から声を出している感覚の正体です。

横隔膜の緊張感は別名「横隔膜の支え」とも言われていて、お腹から声を出すのに必須の条件の一つなのです。

喉頭が呼吸器官を支配している

最後に大切なのが、喉の状態です。

ベルカント系の発声生理学者リードは「喉頭が呼吸器官を支配している」と考えました。

「いくら呼吸のトレーニングをしたところで、発声に関わる喉周りの筋肉もしっかりと動いていなければ何の意味もない」という意図です。

そもそも喉も横隔膜も腹筋も、「このくらいの強さの声で、ここからここまでの長さを歌おう」というイメージに反射的に連動して動いています。

つまり、横隔膜やお腹だけでなく喉も「お腹から声を出せる状態」にならないと、お腹から声は出ないのです。

リードと同じベルカント系の発声生理学者フースラーは、喉を「お腹から声を出せる状態」にするために重要なのは「喉頭懸垂機構」だと考えました。

喉頭懸垂機構とは、喉仏を吊っている筋肉の総称です。

声帯が入っている喉仏はエレベーターの箱のようなもので、喉頭懸垂機構によって喉に吊られているのです。

この喉頭懸垂機構がしっかりと機能すると、イメージ1つで喉と呼吸器官が一気に連動して、お腹から声が出るようにしてくれると考えられています。

喉頭懸垂機構は、フースラーの考えた「アンザッツ」というトレーニングメニューがあるので、それで鍛えていきます。

詳しくは後述します。

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お腹から声を出すための練習方法

ここからは、お腹から声を出すための具体的な練習方法を紹介していきます。

練習は先程紹介した条件に対応したものを行っていくので、全部で3種類です。

1つ目は、お腹を膨らませる練習
2つ目は、横隔膜の支えを作るトレーニング
3つ目は、喉の機能を整えるアンザッツトレーニングです。

この3つを組み合わせることで、お腹の圧力を使って息を調整し、その息を喉で無理なく声に変えていく感覚がつかみやすくなります。

①お腹を膨らませるトレーニング

まず行いたいのは、お腹を膨らませる(横隔膜を平らにする)トレーニングです。

息がお腹に入るかどうか、つまり横隔膜が下がるかどうかは姿勢がとても影響するので、まずは肘をついた四つん這いの姿勢になってみましょう。

その姿勢のまま、深めの深呼吸を繰り返します。

すると、普段よりもお腹周りや肋骨がスムーズに膨らむと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

横隔膜は肋骨の1番下に付いているので、緊張して平らになっていくとまず肋骨が動きます。

お腹は横隔膜が下方に押し出した内蔵によって膨らんでいるだけなので、関節的に膨らんでいる形になります。

そのため、トレーニングの時は必ずお腹だけでなく肋骨の動きまで気にする癖を付けましょう。

お腹は膨らんでいるが、肋骨はほとんど動いていない場合、お腹を膨らませるトレーニングはできていますが、その次の横隔膜の支えのトレーニングがうまく行かない場合がほとんどです。

四つん這いだとお腹だけでなく肋骨まで動きを感じやすいので、まずそれで膨らむ感覚を掴みましょう。

四つん這いで感覚を掴んだら、座っている時や立っている時でも四つん這いと同じ吸いやすさで呼吸できるように意識して生活しましょう。

そうすることで、腹筋で押し込みやすい膨らみがいつでも作れるようになります。

②横隔膜の支えを作るトレーニング

横隔膜の支えを作るトレーニングは、①の練習で得られた膨らみ(張り)を保ったまま息を吐いていく練習をします。

横隔膜の支えが無い状態で息を吐いた場合、腹式呼吸によって生まれた肋骨下部からお腹にかけての膨らみ(張り)は急速に失われます。

その膨らみ(張り)が無くならないように息を吐いていくのが、②のトレーニングです。

やり方はシンプルです。

まずは①の練習と同じで、肋骨下部からお腹が全体的に膨らむように息を吸います。

あまり吸ってしまうと首や肩に力が入ってしまうので、7割くらいで十分です。

逆に7割吸ってもお腹や肋骨に「張り」が感じられない場合は呼吸のトレーニングが不十分なので、①のトレーニングを徹底して行ってください。

息を吸ったら、ロウソクの火を吹き消す時のように唇を窄めて、「フー」と息を吐いていきます。

少しだけ腹筋に力が入り、唇に多少の空気圧がかかりながら息を吐いていくのが理想です。

その状態で30秒ほど息を長く吐く練習をしてみましょう。

最初は20秒でもOKです。

20秒持たない方は、横隔膜の支えがうまく使えていない可能性が高いです。

重要なのは、「息を吐き始めてから何秒でお腹の張りが消えたのか」です。

横隔膜の支えが使えていればいるほど、張りを維持できる秒数は長くなります。

何秒息を吐けたのかも大事ですが、1番大事なのは「何秒張りを保てたか」なので、そちらも忘れずに記録しておくようにしましょう。

喉の機能を整えるアンザッツトレーニング

横隔膜の支えを作ったら、最後に呼吸と喉を繋ぐ「喉頭懸垂機構」をトレーニングしましょう。

フースラーが考案したアンザッツというトレーニングを行なっていきます。

アンザッツとは、いろいろな声色を、いろいろな音程でロングトーンしながら、喉の働きを整理していく発声トレーニングです。

同じ「あー」というロングトーンでも、細く明るい地声、オペラ歌手のような深い地声、ミッキーのような柔らかい裏声、前に飛ぶ明るい裏声、オペラ歌手のような太い裏声など、声の種類を変えながら練習していきます。

練習では、まず出しやすい高さの音を選び、3秒から5秒ほど声を伸ばします。

慣れてきたら、半音ずつ上げたり下げたりしながら、音程が変わっても同じ声色を保てるかを確認します。

大切なのは、高い音まで無理に広げることではなく、その番号らしい声色が崩れない範囲で行うことです。

アンザッツ1番|細く明るい地声

アンザッツ1番は、細く明るい地声で行います。

声のイメージとしては、少し子どもっぽく、前歯のあたりに集まるような明るい声です。

母音は「イ」「エ」から始めると、細く明るい響きを作りやすくなります。

練習音域の目安は、男性ならC3〜E4あたり、女性ならG3〜A4あたりです。

最初は真ん中あたりの出しやすい音から始めて、「イー」「エー」と3秒から5秒ほど伸ばします。

慣れてきたら半音ずつ上下させながら、声が太くなりすぎたり、喉で息を止めたりしていないか確認します。

1番は鋭さを出そうとすると喉を締めやすいため、大きな声ではなく、小さめの音量でも明るさが出る状態を目指します。

アンザッツ2番|オペラ歌手のような地声

アンザッツ2番は、オペラ歌手のような太く深い地声で行います。

1番よりも響きが低く、胸の上の方や鎖骨の間に声が落ちるようなイメージです。

母音は「オ」「ア」を使うと練習しやすくなります。

練習音域の目安は、男性ならB2〜D4あたり、女性ならF3〜G4あたりです。

高い音で無理に太い声を作ろうとすると喉が固まりやすいため、まずは中低音域から始めます。

「オー」「アー」と3秒から5秒ほど伸ばし、声に深さはありながら、喉を押し下げすぎていないか確認します。

2番は、低く重い声を作る練習ではなく、地声のまま喉の下方向の働きを引き出す練習です。

アンザッツ3番|この記事では割愛

3番は、今回の「喉頭懸垂機構を整える」という目的からは外れるため、ここでは割愛します。

アンザッツ4番|ミッキーのような柔らかい裏声

アンザッツ4番は、ミッキーのような柔らかい裏声で行います。

息が少し混ざった、軽くて丸い裏声をイメージします。

母音は「ウ」「オ」、または「フー」「ホー」のような音から始めると練習しやすくなります。

練習音域の目安は、男性ならF3〜G4あたり、女性ならC4〜D5あたりです。

最初から高い音で行う必要はなく、むしろ低めの裏声で、芯の少ない柔らかい音を保てるかを確認します。

「フー」「ホー」と3秒から5秒ほど伸ばし、声が地声っぽく重くなっていないか、息を止めて固めていないかを確認します。

4番は、強い裏声を出す練習ではなく、柔らかく引き伸ばされた裏声を保つ練習です。

アンザッツ5番|明るく前に飛ぶ裏声

5番は、明るく前に飛ぶ裏声で行います。

4番よりも息漏れを少なくし、裏声のまま声に少し芯を作っていきます。

母音は「イ」「エ」を使うと、前に集まる明るい裏声を作りやすくなります。

練習音域の目安は、男性ならE4〜B4あたり、女性ならA4〜E5あたりです。

「イー」「エー」と細く伸ばしながら、裏声の軽さを残したまま、声が前に飛ぶような感覚を探します。

ただし、地声のように押し込むと喉が固まりやすいため、声を強くするのではなく、裏声の中に少し芯を足すように行います。

5番は、裏声が息漏れしすぎる人や、裏声からミックスボイスにつなげたい人にとって重要な練習です。

アンザッツ6番|オペラ歌手のような太い裏声

6番は、オペラ歌手のような太い裏声で行います。

4番や5番よりも深く、後ろ側に広がるような、充実した裏声をイメージします。

母音は「オ」「ウ」、または「ヒョー」「ホー」のような音で練習すると、太い裏声を作りやすくなります。

練習音域の目安は、男性ならA4〜C5あたり、女性ならD5〜F5あたりです。

ただし、6番は高音域で使われやすい番号ですが、最初から高すぎる音で行う必要はありません。

まずは裏声として出しやすい高さを選び、「ホー」「ヒョー」と3秒から5秒ほど伸ばします。

声に厚みを出しながらも、喉で息を完全に止めないことが大切です。

6番は、裏声を太くしようとして力むと喉詰めになりやすいため、音量を上げすぎず、声の奥に空気の流れが少し残っているかを確認しながら行います。

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よくある質問

お腹から声を出すとは、本当にお腹から声が出ているという意味ですか?

お腹から声を出すとは、実際にお腹から声そのものが出ているという意味ではありません。

声は、肺から送られた息が声帯を振動させることで生まれます。

そのため、声が作られる場所は喉です。

ただし、声帯に向かって送る息の強さや量を、お腹まわりの筋肉で調整できている状態を、一般的に「お腹から声を出す」と表現します。

つまり、お腹から声を出すとは、お腹で声を作ることではなく、お腹まわりを使って息の圧力をコントロールし、その息を喉で無理なく声に変えている状態のことです。

お腹から声が出せないと、なぜ首や肩に力が入りやすくなるのですか?

お腹まわりで息の強さを調整できないと、身体は別の方法で息を押し出そうとします。

そのときに使われやすいのが、首や肩まわりの筋肉です。

首や肩の筋肉で肋骨を持ち上げ、その肋骨を勢いよく落とすことで、息を強く出そうとしてしまうのです。

この出し方になると、歌う前から首や肩に力が入りやすくなります。

さらに、声帯は首の中にあるため、首まわりの力みは声帯の動きにも影響しやすくなります。

その結果、声を出すときに苦しさや圧迫感が出たり、強く歌おうとするほど喉が締まったりしやすくなります。

お腹を膨らませるだけで、お腹から声を出せるようになりますか?

お腹を膨らませることは大切ですが、それだけでお腹から声を出せるようになるわけではありません。

お腹が膨らんでいる状態は、腹筋で息の圧力を調整するための準備です。

息を吸ったときに横隔膜が下がり、内臓が押し下げられることで、お腹まわりや肋骨の下部が自然に広がります。

この膨らみがあることで、腹筋で押し込む対象ができ、息の圧力を作りやすくなります。

しかし、声を出すときに横隔膜の緊張感がすぐに抜けてしまうと、お腹の張りはすぐに失われ、息も一気に抜けやすくなります。

そのため、お腹から声を出すためには、お腹を膨らませることに加えて、その張りを保ったまま息を吐く練習も必要になります。

横隔膜の支えとは、どういう感覚ですか?

横隔膜の支えとは、息を吐いているときにも横隔膜の緊張感が保たれている状態のことです。

息を吸うと横隔膜は下がり、お腹まわりや肋骨の下部に張りが生まれます。

そのまま息を吐くと、腹筋はお腹を押し込む方向に働き、横隔膜は上に戻ろうとします。

このとき横隔膜がすぐに緩んでしまうと、息が一気に抜けてしまい、お腹で息を支えている感覚はほとんど得られません。

一方で、横隔膜の緊張感が保たれていると、腹筋が押し込む力に対して、横隔膜が少し耐えるような状態になります。

すると、お腹の中に弾力のある圧力が生まれ、風船を押したときのように、押し返される感覚が出やすくなります。

この押し合いによって、息を一気に吐き出すのではなく、必要な分だけ少しずつ声に使いやすくなります。

なぜお腹だけでなく、喉のトレーニングも必要なのですか?

お腹から声を出すためには、呼吸だけでなく喉の状態も大切です。

なぜなら、声は最終的に喉にある声帯で作られるからです。

いくらお腹や横隔膜をうまく使えていても、喉まわりが固まっていたり、声帯が息をうまく受け止められなかったりすると、息を声に変えることが難しくなります。

また、喉と呼吸は別々に動いているわけではありません。

出したい声の強さや高さ、長さに合わせて、喉・横隔膜・腹筋は連動して働いています。

そのため、お腹から声を出すためには、お腹まわりで息の圧力を作るだけでなく、その息を喉で無理なく声に変えられる状態を作る必要があります。

アンザッツトレーニングは、いろいろな声色をいろいろな音程でロングトーンしながら、喉の働きを整理していく練習です。

呼吸の支えと喉の機能をつなげるためにも、お腹の練習とあわせて取り入れることが大切です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、お腹から声を出す方法について解説しました。

お腹から声を出す感覚は、すぐに掴める人もいれば、少し時間がかかる人もいます。

焦らず、少しずつ身体の使い方を確認していきましょう。

最初から完璧にできなくても大丈夫です。

声の出し方は、正しく練習を重ねることで少しずつ変わっていきます。

喉に力が入りやすい方や、声を出すとすぐに疲れてしまう方も、まずは無理のない範囲で取り組んでみてください。

FUKURAMU MUSIC SCHOOLでは、一人ひとりの声の状態に合わせて、呼吸の使い方や発声のクセを丁寧に確認しながらレッスンを行っています。

お腹から声を出す感覚がわからない方や、もっと楽に声を出せるようになりたい方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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