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【ウィスパーボイス】魅力と練習方法を玉置浩二さんの歌をお手本に徹底解説! 

みなさんこんにちは!

FUKURAMU MUSIC SCHOOLです!

今回は、玉置浩二さんの代名詞ともいえる「ウィスパーボイス」の魅力と、その出し方・練習方法について解説していきたいと思います。

ウィスパーボイスは、ささやくように優しく歌う声のことですが、ただ小さい声を出せば良いというわけではありません。

玉置浩二さんのように、弱く歌っているのにスッと心に届く声には、ちゃんとした「仕組み」「コツ」があります。

このコラムでは、その仕組みを初心者の方にもわかりやすく、身近な例えを使って説明しながら、実際に今日から試せる練習方法まで紹介していきます。

それでは早速いってみましょう!

ウィスパーボイスとは?

ウィスパーボイスとは、英語で「whisper(ささやく)」という言葉が表す通り、「ささやくように歌う声」のことです。

普通の地声よりも息をたくさん混ぜて出すため、声に「ふわっとした柔らかさ」「色っぽさ」が生まれます。

イメージしやすいのは、夜、隣で寝ている人を起こさないように小さな声で話しかける時の声です。

あの「息まじりの柔らかい声」が、ウィスパーボイスの正体です。

ただし、歌で使うウィスパーボイスは、ただの小声とは少し違います。

小声は「弱くて遠くに届かない声」ですが、歌のウィスパーボイスは「弱いのにしっかり届く声」である必要があるのです。

玉置浩二さんのウィスパーボイスの魅力

玉置浩二さんは、日本を代表する歌のうまいシンガーとして、多くのプロからも絶賛される存在です。

その歌声の大きな魅力の一つが、まさにこのウィスパーボイスです。

語りかけるように「物語」が伝わる

玉置浩二さんのウィスパーボイスは、ただ上手いだけではありません。

まるで目の前で語りかけられているような、「歌詞の世界がそのまま迫ってくる」感覚があります。

声を張り上げて感情をぶつけるのではなく、あえて力を抜いてささやくことで、「聴き手が自分から耳を傾けたくなる声」を作り出しているのです。

実際にレッスンでも、生徒さんに「大きく歌ってください」と言うより、「隣の人に内緒話をするように歌ってください」とお願いした方が、ぐっと表現力が増すことがよくあります。

弱いのに遠くまで届く「倍音」の秘密

玉置浩二さんのウィスパーボイスが本当にすごいのは、「ささやいているのに、ちゃんと遠くまで届く」という点です。

普通、息を多く混ぜた弱い声は、遠くに届きにくくなります。

それなのに玉置さんの声がよく通るのは、声の中に「倍音(ばいおん)」という響きの成分がたっぷり含まれているからです。

倍音とは、簡単に言うと「声に含まれるキラキラした響きのおまけ成分」のことです。

同じ弱い声でも、倍音が豊かだと「弱いのに芯がある声」になり、聴いている人の耳にしっかり残るのです。

曲に「緩急」をつけるスパイスとして使う

もう一つ覚えておきたいのが、玉置浩二さんは「最初から最後まで全部ウィスパーボイス」で歌っているわけではない、ということです。

静かなところはささやくように、サビでは一気に声を解放する。

この「緩急(かんきゅう)」があるからこそ、ウィスパーボイスの優しさがより一層引き立つのです。

料理でいえば、ウィスパーボイスは「隠し味のスパイス」のようなものです。

全部に使うのではなく、ここぞという場面で使うことで、曲全体の味がぐっと深まります。

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ウィスパーボイスの仕組み

練習方法に入る前に、ウィスパーボイスがどうやって出ているのか、その仕組みを簡単に説明します。

声は、喉にある「声帯」という2枚のひだが閉じて振動することで生まれます。

普通の地声は、この声帯をしっかり閉じて、息を効率よく声に変えています。

一方でウィスパーボイスは、声帯を「ほんの少しだけゆるめて」、わざと息を少し漏らしながら鳴らすことで、あの息まじりの柔らかい声を作っています。

たとえるなら、水道の蛇口です。

全開にすると勢いよく水(=声)が出ますが、少しだけゆるめると、サーッと優しく水が流れます。

ウィスパーボイスは、この「少しだけゆるめた蛇口」の状態をキープしながら、安定して声を出すイメージです。

つまり、ウィスパーボイスのカギは「息のコントロール」にあるのです。

ウィスパーボイスの練習方法【初心者向け】

ここからは、初心者の方でも今日から試せるウィスパーボイスの練習方法を、順番に紹介していきます。

どれも自宅で気軽にできるものばかりなので、ぜひ実際に声に出しながら読んでみてください。

①ろうそくの炎を消さない息で歌う

まず一番大切なのが、「一定の優しい息」を身につける練習です。

目の前に火のついたろうそくがあると想像してください。

その炎を「消さないように、でもゆらすように」、フーッと優しく長く息を吐いてみましょう。

この「炎を消さないギリギリの息の量」が、ウィスパーボイスにちょうど良い息の強さです。

息が強すぎると炎は消えてしまい、弱すぎると炎は揺れません。

この感覚をつかんだら、その同じ息に小さく「ハー」と声をのせてみてください。

レッスンでも、息が安定しない生徒さんにこのろうそくのイメージを伝えると、一気に声が柔らかくなることが多いです。

②ストローで息を長く吐く練習

次は、息を「細く長く」キープする力をつける練習です。

用意するのは、ジュースを飲む時のストロー1本だけです。

ストローを軽くくわえて、「フーーー」とできるだけ長く、一定の量で息を吐き続けてみましょう。

ストローを通すことで息の出口が細くなり、自然と「ゆっくり一定に吐く感覚」が身につきます。

10秒、15秒と、少しずつ長く吐けるように練習してみてください。

この「細く長い息」が安定してくると、ウィスパーボイスのロングトーン(長く伸ばす声)が一気に楽になります。

③ハミングで響きを集める

弱い声でもしっかり届く声にするには、声の響きを顔の前の方に集めることが大切です。

そこでおすすめなのが「ハミング」、つまり口を閉じて「んー」と鼻歌を歌う練習です。

口を軽く閉じて、「んーーー」と優しく声を出してみましょう。

この時、鼻の奥や唇のあたりが「ムズムズ・ビリビリ」と振動していれば、響きがうまく前に集まっているサインです。

このムズムズした響きをキープしたまま、口を開けて言葉にしていくと、弱い声でも芯のある「届くウィスパーボイス」に近づいていきます。

④「は」を混ぜて息まじりの声を作る

いよいよ、息を混ぜたウィスパーボイスらしい声を作る練習です。

歌詞の頭に、わざと小さな「は」をくっつけて歌ってみましょう。

たとえば「あいたくて」なら、「は・あいたくて」というように、息を先に少し漏らしてから言葉に入るイメージです。

この「は」が、声に息を自然に混ぜてくれて、ささやくような柔らかい質感を作ってくれます。

慣れてきたら、「は」を声に出さず、心の中だけで意識して、息のニュアンスだけを残していきましょう。

⑤スマホで録音してチェックする

最後に、とても大切なのが「録音して自分の声を聴く」ことです。

ウィスパーボイスは、自分では「ちゃんと出ているつもり」でも、実際にはただの弱い小声になっていることがよくあります。

スマホのマイクを口に近づけて、小さな声でフレーズを歌い、録音して聴いてみましょう。

録音を聴いた時に、「弱いけれど言葉がはっきり伝わる」「息の柔らかさが心地よい」と感じられたら、それが理想のウィスパーボイスです。

反対に、声がかすれて言葉が聞き取れない場合は、息が多すぎるか、響きが前に集まっていないサインです。

③のハミングに戻って、響きを集める感覚をもう一度確認してみてください。

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ウィスパーボイスを練習するときの注意点

最後に、ウィスパーボイスを練習する上で気をつけてほしいポイントをお伝えします。

まず大切なのは、「喉に力を入れて無理にかすれさせない」ことです。

ウィスパーボイスのかすれは、喉を締めて作るものではなく、「息をふわっと混ぜることで自然に生まれる」ものです。

喉で無理やりかすれさせると、声帯を傷めたり、声枯れの原因になったりします。

また、息を多く使う発声なので、長時間続けると喉が乾きやすくなります。

こまめに水分をとり、喉に痛みや違和感を感じたら、すぐに練習を中断してください。

レッスンの現場でも、力みやすい方ほど「もっと頑張ろう」として喉を締めてしまいがちです。

ウィスパーボイスは「頑張る」より「力を抜いて、息に声をのせる」という意識を持つことが、上達の一番の近道です。

ウィスパーボイスに関するよくある質問

Q1. ウィスパーボイスはただの小声と何が違いますか?

大きな違いは、「届くかどうか」です。

ただの小声は弱くて遠くに届きませんが、ウィスパーボイスは弱くても響き(倍音)がしっかり含まれているため、近くで聴くとちゃんと言葉が伝わります。

息を混ぜた柔らかさを保ちつつ、響きを前に集めることが、小声とウィスパーボイスを分けるポイントです。

Q2. ウィスパーボイスは喉に悪いですか?

出し方によっては、喉に負担がかかることがあります。

特に、喉を締めて無理にかすれさせたり、息を強く吐きすぎたりすると、声帯が乾いて疲れやすくなります。

正しいウィスパーボイスは、喉の力ではなく、優しい息を声にのせることで作ります。

こまめに水分をとり、痛みや声枯れを感じたら練習を中断することが大切です。

Q3. 声が小さくて自信がなくても練習できますか?

はい、むしろ声が小さい方にこそおすすめの発声です。

ウィスパーボイスは大きな声を出す必要がないため、大声に苦手意識がある方でも取り組みやすいです。

マイクを近づけて録音しながら練習すれば、小さな声でも十分に魅力的な歌声を作っていけます。

Q4. ウィスパーボイスはどんな曲に向いていますか?

バラードやスローテンポの曲、しっとりと聴かせたい曲に特に向いています。

ただし、玉置浩二さんのように、曲の一部だけにウィスパーボイスを使って緩急をつける方法もとても効果的です。

サビで声を解放する前の静かな部分に取り入れると、曲全体にメリハリが生まれます。

Q5. 独学でもウィスパーボイスは習得できますか?

ある程度は独学でも練習できます。

ろうそくの息やストロー、ハミング、録音チェックなどは、自宅でひとりでも十分に取り組めます。

ただし、ウィスパーボイスは「息を混ぜた柔らかさ」と「喉の締めつけ」を勘違いしやすい発声でもあります。

自分では出せているつもりでも、喉を締めているだけのこともあるため、声枯れや痛みが出る場合は、一度ボイストレーナーに確認してもらうことをおすすめします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

玉置浩二さんのウィスパーボイスは、ただ小さくささやいているのではなく、息のコントロールと豊かな響きによって、「弱いのに心に届く声」を作り出しています。

大切なのは、喉に力を入れて頑張ることではなく、優しい息に声をふわっとのせる感覚を見つけることです。

練習は、難しく考える必要はありません。

今日紹介した、

・ろうそくの炎を消さない息で歌う
・ストローで息を細く長く吐く
・ハミングで響きを前に集める
・「は」を混ぜて息まじりの声を作る
・スマホで録音してチェックする


この5つを、少しずつ繰り返してみてください。

ささやくような優しい歌声は、生まれつきの才能ではなく、息の使い方を覚えることで誰でも近づいていけます。

喉に無理のない範囲で練習を重ねながら、あなただけの魅力的なウィスパーボイスを育てていきましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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