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【これがミックスボイス感覚!】出せている時の喉・響き・息の具体的な体感を解説

こんにちは!

FUKURAMU MUSIC SCHOOLミックスボイスレッスン担当です!

ミックスボイスを練習していると、必ずと言っていいほど「これで合っているのかな?」という疑問が出てきます。

そんな時に、「ミックスボイスを出している時の感覚」がわかれば、とてもヒントになりますよね。

そこで今回は、ミックスボイスが出せている時の感覚をお伝えしていきたいと思います。

それでは行ってみましょう!

そもそもミックスボイスとはどんな声?

ミックスボイスの感覚をお伝えしていく前に、そもそもどんな声のことをミックスボイスと呼んでいるのか、共通の理解を作っておきましょう。

これから、「一般的にミックスボイスと呼ばれることが多い声」を2種類ご紹介します。

その後で、それぞれの声を出している際の感覚をお伝えしていくという順番で書いていきたいと思います。

ミックスボイス①
〜地声っぽく聞こえる高い声〜

ミックスボイスと呼ばれる声の代表格が「地声っぽく聞こえる高い声」です。

・[Alexandros](川上洋平さん)
・UNISON SQUARE GARDEN(斎藤宏介さん)
・Saucy Dog(石原慎也さん)
・Official髭男dism(藤原聡さん)

こういったアーティストの方々が出されている高音がまさにそれです。

低音と、A4以上の高音の声質が変わらないので「こんな地声高いの!?これがミックスボイス!?」と、驚愕した人も多いのではないでしょうか。

これが一つ目ミックスボイスです。

ミックスボイス②
〜地声と裏声をスムーズに行き来できる声〜

動画やコラムなどでミックスボイスの定義としてよく挙げられるのがこの声です。

特定の声というより、地声と裏声をスムーズに行き来できている「状態」を指していると考えるとわかりやすいかもしれません。

プロのアーティストでは平井堅さんがまさにこの声に該当すると思います。

聞いた人に「どこまでが地声で、どこからが裏声かわからない」と思わせるのが最大の特徴です。

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ミックスボイスの体感

ここからは先ほど紹介した2種類のミックスボイスの体感を説明していきます。

是非皆さんのミックスボイス練習に役立ててください。

ミックスボイス①の体感

ミックスボイス①には、

・高音である
・地声っぽく聞こえる

この2つの特徴があります。

この2つの特徴を網羅した声を出すには、とても強い空気圧が必要になります。

肺から声帯に向かってかかる空気圧を「声門下圧」と呼びますが、原則として高音になればなるほど声門下圧は上がっていきます。

それに加えて、地声に聞こえる声を出すには声帯に一定の厚みが保たれている必要があるので、その分振動を持続させるのに必要な声門下圧は大きくなります。

つまり、ミックスボイス①は、声門下圧が強くなる要因が二重で掛け合わさっている発声なのです。

その強い圧力を受け止める場所は当然「声帯」ということになりますが、声帯には触覚や痛覚といった感覚が存在しないので、声帯が耐えられる範囲の圧力が適切にかかっているだけなら、喉の辺りには何の感覚も起こりません。

つまり、適切な出し方でミックスボイス①を出している時は、喉には何の感覚も無いということです。

その代わりというのも少し変ですが、声帯が無理なく圧力を音に変換できていると、必ず「上顎の上、鼻の裏辺り」に、「振動している感覚」「音が当たっている感覚」が起こります。

この感覚は、声門下圧が上がれば上がるほど強くなります。

つまり

より強く声を出そうとすると

上顎の辺りの感覚が強まる

という構図になるので、体感上は「肺からの空気圧を上顎辺りで受け止めている」と錯覚します。

(実際は喉にある声帯などの器官が協力して空気圧を処理しています)

これが正しくミックスボイス①を出している際の体感です。

声門下圧を上げたところで、負荷が増える場所が上顎という「骨」なので、痛くも痒くもなく、楽なのです。

一方で、筋力不足などの様々な良くない要因によって、声門下圧を必要以上に上げなくてはミックスボイス①が出せない場合、感覚は喉に起こります。

これは、仮声帯(カセイタイ)などの「痛覚や触覚がある器官」まで総動員しないと、空気圧が制御し切れなくなっているからです。

その状態のまま音程をさらに上げようとしたり、より強い声を出そうとすると、圧力を上げる際に生まれる負荷が全て喉にかかるので、とても苦しくなるのです。

大事なことなのでもう一度言いますが、正しく出せているミックスボイスは、喉には何の感覚もありません。

感覚があるのは上顎の上、鼻の裏辺りです。

それだけでも覚えておけば、練習の際の若干の指針になるでしょう。

ミックスボイス②の体感

発声感覚が上顎の辺りに起こるというのは、声門下圧と声帯振動がしっかり噛み合っている時の共通の反応なので、ミックスボイス②でも同様です。

ミックスボイス①と違うのは、声門下圧の強さです。

ミックスボイス②は高音を地声っぽく聞かせる必要が無いので、①ほど強い声門下圧は必要ありません。

声門下圧が少なくてよいということは、「息を堰き止める力も少なくてよい」ということです。

(肺から声帯に向かって送る空気を強くしても、その分空気漏れが増えてしまっては、空気圧は強くなりません。ある程度息の流れを堰き止めた上で空気圧を強めるから、声門下圧は高まるのです。)

そのため、発声の最中には常に「息の流れ」を感じます。

息の流れを言葉で説明するのは非常に難しいですが、あえて言語化するなら「発声しながら息が少しずつ漏れていく感覚」です。

ミックスボイス①は、「息は止まっていて、声だけ出ている」という感覚になります。

息を堰き止める力がしっかり働いていると、必ずこのような体感になります。

それに対してミックスボイス②は、「声と同時に、息も少しずつ漏れていっている」という感覚です。

ミックスボイス②が出せない人は、ほとんどの場合「息を全く漏らさない」か、「息が漏れすぎてしまう」の2択になってしまいます。

そうではなく「漏れてはいるけど、少しづつしか漏れていない」という絶妙なバランスのままキープする必要があります。

この絶妙な息の感覚があって初めて、平井堅さんのような「柔らかい声」で、「長いフレーズ」が歌えるようになるのです。

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ミックスボイスの感覚を掴むための練習方法

ミックスボイス①②にも共通するのは、発声感覚が「上顎の上、鼻の裏」辺りに集中するという点です。

この状態は「適切な量の息の流れ」「声帯振動」が噛み合うことで達成されます。

声帯は「ルーティン」「癖」といったように、普段よく使っているパターンで振動しようとします。

そのため、息の流れだけを適切にすると、普段と違う空気圧になるので、うまく振動しません。

「適切な息の流れの中で声帯を振動させる」という動作をしつこく繰り返すことによって初めて、振動パターンの癖が取れていき、適切な振動を取り戻すのです。

適切な息の流れを作る練習

まずは適切な息の流れを作る練習をしましょう。

歯を閉じて、歯の隙間から「スー」っと息を吐いてください。

「スー」としっかり空気の漏れる音が出ている状態を、最低20秒キープしましょう。

「スー」音は、1メートル離れたところにいる人にもハッキリ聞こえるくらいの音量にしてください。

「かすかに聞こえる」程度はNGです。

20秒キープできたら、それが正しく息が流れている感覚だと思ってください。

「息は間違いなく出ているが、ロングトーンはできる」という不思議な感覚でしたよね。

これがミックスボイスの基本的な感覚です。

20秒キープできない人はいわゆる「お腹の支え」というものができていない可能性が高いので、お腹から声を出す方法を読んでみてください。

適切な息の流れに声を入れる練習

スーを20秒キープできたら、そこに「ズー」という声を入れてみましょう。

ここでポイントなのは「ズー」を入れた際に「スー」音に変化がないことです。

「スー」音に変化があるということは、せっかく作った適切な息の流れが変わってしまっているということなので、ミックスボイスの練習になっていません。

最初のうちは、「スー音を変えないと声が入らない」という症状に必ず悩まされますが、それは先述した「声帯振動の癖」によるものです。

繰り返すことで、「スー音を変えなくても入れられる声」が次第に見つかってきます。

コツは「とにかく小さいアクションで声を入れる」です。

この練習ができない人のほとんどは「強い声門下圧を強い声帯閉鎖で受け止める」というのが癖になり過ぎてしまっています。

強い声帯閉鎖には必ず「広い発声感覚」が伴うので、「上顎から喉の奥まで広い範囲が鳴っている」ような感覚になります。

そうではなく、「上顎しか鳴っていない」というような、振動範囲の狭い声を目指してください。

優しく、できる限り小さい力で声を入れようと努めれば、必ず息と共存できる「ズー」の出し方が見つかります。

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よくある質問

ミックスボイスが出ている時、喉にはどんな感覚がありますか?

適切にミックスボイスが出せている時は、喉にはほとんど感覚が起こりません。

特に、地声っぽく聞こえる高い声を出している時でも、声帯が無理なく空気圧を音に変換できていれば、喉が締まる感覚や苦しい感覚は出にくくなります。

反対に、喉に強い負担を感じる場合は、必要以上に力で空気圧を受け止めようとしている可能性があります。

ミックスボイスの響きはどこに感じますか?

ミックスボイスがうまく出ている時は、上顎の上や鼻の裏辺りに、振動している感覚や音が当たっている感覚が起こります。

これは、声門下圧と声帯振動がうまく噛み合っている時に起こりやすい体感です。

体感としては、肺から送られた空気圧を上顎の辺りで受け止めているように感じる場合があります。

地声っぽいミックスボイスと柔らかいミックスボイスでは感覚が違いますか?

感覚が起こる場所は、どちらも上顎の上や鼻の裏辺りです。

ただし、地声っぽく聞こえるミックスボイスは強い声門下圧が必要になるため、上顎周辺の振動感も強くなりやすいです。

一方で、地声と裏声をスムーズに行き来する柔らかいミックスボイスは、声門下圧がそこまで強くないため、発声中に息が少しずつ流れていく感覚が出やすくなります。

ミックスボイスでは息を止める感覚と漏れる感覚のどちらが正しいですか?

出したいミックスボイスの種類によって感覚が変わります。

地声っぽく聞こえる高い声の場合は、息をしっかり堰き止めているため、体感としては「息は止まっていて、声だけ出ている」ように感じます。

柔らかく地声と裏声を行き来する声の場合は、「声と同時に、息も少しずつ漏れている」ような感覚になります。

息が全く漏れない状態か、漏れすぎてしまう状態のどちらかに偏ると、柔らかいミックスボイスは作りにくくなります。

ミックスボイスの感覚を掴むには、どんな練習をすればいいですか?

まずは、歯を閉じた状態で歯の隙間から「スー」と息を吐き、最低20秒キープする練習がおすすめです。

1メートル離れた人にも聞こえるくらいの音量で「スー」音を出せたら、適切に息が流れている感覚を確認しやすくなります。

その後、スー音を変えないまま「ズー」という声を入れていきます。

コツは、できるだけ小さいアクションで声を入れることです。

上顎から喉の奥まで広く鳴らすのではなく、上顎だけが鳴っているような狭い振動感を目指すと、ミックスボイスの感覚に近づきやすくなります。

まとめ

今回は、ミックスボイスが出せている時の感覚について、喉・響き・息の流れに分けて解説しました。

ミックスボイスは、感覚だけで判断しようとすると迷いやすい発声です。

しかし、正しく出せている時は、喉に強い負担がなく、上顎の上や鼻の裏辺りに振動感が集まりやすいという特徴があります。

地声っぽく聞こえる高い声を目指す場合も、柔らかく地声と裏声を行き来する声を目指す場合も、まずは息の流れと声帯振動を丁寧に噛み合わせていくことが大切です。

最初から大きな声や高い音で練習しようとせず、今回紹介した「スー」から「ズー」へつなげる練習を通して、上顎の辺りに集まる感覚を少しずつ探してみてください。

FUKURAMU MUSIC SCHOOLでは、一人ひとりの声の状態に合わせて、ミックスボイスの感覚を掴むためのレッスンを行っています。

「自分の出し方が合っているかわからない」「喉に力が入ってしまう」という方は、ぜひ一度体験レッスンにお越しください。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!

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