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横浜のボイストレーニング FUKURAMU MUSIC SCHOOL

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声楽のお手本はうぐいす!?

《声楽》と聞くと難しそうな印象を持つ方もいらっしゃるかと思いますが
実はとても身近なもの。

これさえ学べは声を発する全てにおいて無敵ですよ♪

皆さんは声を発する場面で苦手だったり、目標だったり、
何かしらがあってこのページを開いてくださったと思います。
声楽を学ぶと、その苦手が和らいで
皆さんそれぞれの目標に近づけると思います。

では〔声楽とは一体何か〕

〔実際にどうやって声を出しているのか〕

分かりやすくお話していきたいと思います。

〝オペラっぽい声〟と〝オペラ発声〟の違い

声楽とは、マイクを使わない歌い方のことを言います。

主にクラシックと呼ばれる種類の音楽で
歌われる時に使う声の出し方ですが
その代表的なものに『オペラ』があります。

皆さんのイメージする〝オペラっぽい声〟とはどんな声でしょうか。
大半の方は 裏声 や 喉の奥を大きく開けて鼻に響かせて太くホォ〜ッと出すような声 をイメージすると思います。

大抵、オペラ会場はとても大きく、舞台よりも広い客席があります。
そして、その舞台と客席の間には、1本でもあると大きな音が出せる楽器が沢山。オーケストラが伴奏をしてくださる状況です。

さて、問題です。
この大きな会場の広い舞台で、皆さんがイメージしてくださった〝オペラっぽい声〟で歌ったとします。
その声はオーケストラの伴奏の音色にかき消されずに広い客席の1番後ろの方まで届くでしょうか。

答えは…
    届かない  です。

一般的にイメージされている〝オペラっぽい声〟は
実際のオペラでは通用しないため使われていないのです。

うぐいすの発声とオペラ発声の似ているところ

では、実際にどういった発声をしているのか。

イメージしていただきたいのは〚うぐいす〛です。

『ホーーーーーーーホケキョ』

その小さな姿形は見えないのに
その体の何倍も広い、仕切りも何も無い広い空間の屋外で
とても伸びやかで綺麗な歌声を響かせています。
これが声楽、そしてオペラ発声のお手本です。

うぐいすには声帯が無く、人間の喉の作りとは異なりますが、
うぐいすもきちんと練習をして綺麗な歌声を手に入れています。

うぐいすの場合は鳴管という場所を鍛え、体全体で呼吸をすることで
あの小さな体の何倍も広い屋外で、伸びやかで素敵な声を響かせることが出来ています。

さぁ、では私たち人間の場合はどうするのか。

答えは【声帯をピタッと合わせて自然に息を流す】です。

人間の喉のずっと奥には
声帯と言って左右1本ずつ帯があります。(正確にはヒダですが分かりやすく表現しています。)

その帯の間を空気が通って帯が振動したり、帯同士がくっついたり離れたりして声が出ているのですが
その帯をピタッと合わせてそこに自然に息を流すことで
うぐいすのような綺麗な歌声を響かせることが出来ます。

うぐいすが鳴管を鍛えるように、人間の場合は声帯を鍛える必要があるのです。
そして、声帯をピタッと合わせて自然な呼吸をすることで
大きな会場の1番後ろの席まで届く声となります。
(自然な呼吸とは基本的には腹式呼吸ですが、オペラの場合は背中に入れてお腹に落とすような特殊な呼吸法をします。
自然な呼吸 については長くなるので、次回お話しますね。)
これが実際のオペラで使われる発声法です。


小学校の授業ではこのようなお話も、身振り手振りをしながら分かりやすく演奏を交えてしています。
毎回終わった後に子どもたちが書いてくれるアンケート1枚1枚、全てを読んで次回の授業をより分かりやすく伝わるものにしています。
うぐいすのお話はとても反響がありました。
勿論、このお話を私にしてくださったのは恩師です。
レッスンの度に「うぐいすのように…」と言われていた私。
うぐいすの声を聴くと初心に帰りあの頃を懐かしく思い、恩師の声を思い出し心が温まります。

最も重要なのは【声帯を合わせる】こと

では何故、実際のオペラ発声とは異なるイメージを持たれてしまうのか。

それは
オペラ発声では特に «体を楽器のように使わなければならない»こと が原因だと思います。

先程も書きましたが
オペラはオーケストラにかき消されない自然で綺麗な歌声を
大きな会場の1番後ろの席まで届けなければなりません。

そのため、
喉の奥をカバっと大きく開け、
口の中を響きやすいドーム状にし、
鼻の奥に至るまで、とにかく体のあらゆる空洞部分を沢山響かせられる形にして声を出します。
この〘共鳴〙と呼ばれる行いにスポットが当たってしまい
〝オペラっぽい声〟のイメージが植え付いてしまっているのだと感じます。

そしてそのイメージを
欧米の方々とは 体や声帯の作りの異なる日本の方々 が持ってしまうと、、
良くない方向へと進んでいってしまうのです。
(こちらも長くなるので 自然な呼吸 と一緒に次回お話しますね。)

実際には
声帯を息の圧力などでも繊細に調整しながら
【声帯をピタッと合わせる】ことが大前提で最も重要です。
そして、それが出来た後にすることが〘共鳴〙です。

この〚声帯を合わせる〛ことは
歌だけで無く、声を発する全ての場面において1番重要なのです。


恩師の著書より恩師のプロフィールと
その推薦文。
恩師が旅立たれたため、もうお会いすることは叶わないですが
世界の舞台に立ってきた恩師だからこそ知ることを沢山教えていただいたので
私なりに吸収したものを皆さんにも伝えていけたらと思っています。

まず〘知る〙ことが実力に繋がる

〝オペラっぽい声〟と〝実際のオペラ発声〟の違いについて理解していただけたでしょうか。
これを知っているのと知らないのではとても大きな差が生まれます。

オペラを歌う上で、声楽を学ぶ上で、
クラシックで無くとも何かしらの舞台に立って歌う上で、
歌で無く声を発する全ての場面で、
これを知ったことと知らずにいるのではとても大きな実力の差に繋がります。

これからもっと「そうなんだ!」を増やして
 
 知る → 分かる → 気付く

(しくみを知る → どういったしくみか分かる → 自分はどの状態なのか気付く)

とステップアップしていきましょう♪♪

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